地上系 (Graoud Station)
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地上系の送信機と受信機の構成例

 送信機は、コマンド生成装置、可変周波数発信器、送信機で構成
 受信機は、八木アンテナ、プリアンプ、USBワンセグチューナ、パソコンで構成

 <鹿児島大学での構成例>
 ・送信アンテナ(144MHz 2×11素子クロス八木アンテナ)
             CY144-211    日本通信エレクトリック(株)
 ・ローテーター      G-5500       八重洲無線
 ・送信機        FT-897D      八重洲無線
 ・受信アンテナ(430MHz 2×19素子クロス八木アンテナ,2段スタック)
             CY430-219×2   日本通信エレクトリック(株)
 ・プリアンプ      None
 ・USBワンセグチューナ   DS-DT305     株式会社ゾックス
 ・パソコン       Windows 7 PC (CPU Intel Core i3)

 ・送信機と受信機の構成例
 ・PICによるコマンド発生器とVCOの構成例
 ・コマンド発生器+VCO用PICプログラム(アセンブラ)プログラム(HEX形式)操作マニュアル

アップリンクコマンドおよび送信方法

 以下の音響ファイルをPCで再生し,その出力を144MHz帯F1Dで送信することにより,コマンドを送ることができる。

 ・メッセージ JG6YIG (0xAA99AA5A5955556955596599656A5A6966966596656A5AA9A6A9)をメッセージスロットに設定
 ・メッセージ HELLO! (0xAA99AA5A5955556955596595656665A565A565AA5956A6669669)をメッセージスロットに設定
 ・メッセージ SHINEN (0xAA99AA5A595555695559665A6595659665A9656665A995A669A6)をメッセージスロットに設定
 ・メッセージ JAPAN! (0xAA99AA5A595555695559659965566655655665A95956AA595966)をメッセージスロットに設定
 ・メッセージ ABCDE (0xAA99AA5A59555569555965566559655A6565656665696A656966)をメッセージスロットに設定

 コマンドを送るには,
  (1)上の5つのうちから1つを選び,サウンドファイルをダウンロードする
  (2)PCの音声出力端子と送信機の音声入力端子を信号線でつなぐ
  (3)送信機をSSBモードに設定
  (4)送信機の変調信号が歪まないように,音声入力レベルを調整
  (5)サウンドデータを再生し,送信機より送信する
  (6)サウンドデータの再生は1回でなく,繰り返す
 とします。

受信データの解読ツール

 受信した符号を以下のエクセルシートに入力することで,HKデータ等に変換される。

 ・解析ツール (エクセル形式) サイズ 18MB
 ・解析例 (エクセル形式) サイズ 18MB
 ・受信コードの例 (エクセル形式)

受信ソフトのインストール方法

 ソフトウェア受信機制御ソフトHDSDRのパソコンへのインストール方法については,以下のサイトを参考にさせていただきました。

 ・ジャンクな電子工作&徒然落書き帳/お猿サンでも判るPCインストール
 ・HDSDR (High Definition Software Defined Radio)

アンテナおよび通信機の設置状況

   アンテナ設置中の様子1     アンテナ設置中の様子2       受信装置           送信装置

 アンテナ(設置後)


しんえん2通信ユーティリティ

 アップリンクコマンド作成で使用するデジタルデータ(上記の16進コード)をアップリンク用の音声ファイルに変換するプログラムを用意しました。
 プログラム言語はRです。Rは,昔のBASICのようなインタープリタ型の言語であり,ライセンスフリーで使用できます。
 ・16進→Waveファイル変換ツール

 ARTSATメンバーの眞田さん(JI1IZR)に,作成していただきました。アップリンク周波数が表示され、ダウンリンク周波数を3つから選択できま  す。指定した時間におけるドップラー周波数補正後の受信周波数および観測点での方位角,仰角が表示されます。
 ARTSAT2: DESPATCH (6) Predict information utility for Shin-en2という12月2日の記事です。
 ・しんえん2用の受信支援ユーティリティー